春の確認


物置で一番大きく重たいのは、4本のタイヤ。それを春と冬に交換して我が家の物置はそれぞれの季節の準備が整うのです。それまでは置きっぱなしの雑然状態トホホ
今日はのびのびになっていたタイヤ交換を済ませました(遅ツ)。そしてスノーダンプと雪かきスコップを片付け、庭の冬囲いを解き、小さなプラスチックの池に鯉を放し、etc etcと細々しい仕事をしました。
風もなくほんわかとした午後でした。

今朝のこと、友人から届いた宅配便の中に、鉛筆書きのはがきが入っていました。

雲の信号 宮沢賢治

あゝいいな、せいせいするな
風が吹くし
農具はぴかぴか光ってゐるし
山はぼんやり
岩頚だって岩鐘だって
みんな時間のないころのゆめをみてゐるのだ
そのとき雲の信號は
もう青白い春
禁欲のそら高く掲げられてゐた
山はぼんやり
きっと四本杉には
今夜は雁もおりてくる
まだまどろみの中にある春の風景、彼女は今の季節にぴったり、と書いて送ってくれたのでしょう。
「つい先日、お味噌の仕込を終わり、今日は庭に福寿草を見つけました」と添え書きがありました。