ミュージックリラクゼーション NHKFM放送

ここしばらくは、生活のBGMとしてラジオを聴いているのですが、平日の午前9:20から10:00までの40分間、NHK FMの「ミュージック リラクゼーション」という音楽番組が好きですね。本当は深夜0:00からが正規のようで、音楽も落ち着いた眠りを誘うような優しげな編曲のものが選ばれ、クラッシクから日本の演歌、童謡、民謡まで変化に富んでいますが、いずれも心を荒だてない演奏に心配りがあるようです。
でもこの時間をそれとなく起きて聴くというのはちょっと難しい。午前に放送されるのは、昨年の再放送ということのようですが、曲の紹介だけですから時間のズレはまったく感じません。ただ、声優の富沢 美智恵さんの声が、とても悩ましげなのが朝の雰囲気に合わないといえば合わないですが、慣れてしまった今はどうということありません。
この番組は、ノルウェー出身の作曲家とバイオリニストのユニット、シークレットガーデンによる「ムーンゲイト(Moongate)」の曲に始まり曲で終わります。深、とした宇宙に漂い流れるような感傷的な不思議なイメージです。
始まりは「地球の一日は24時間、火星の一日は24時間40分、やがて火星の赤い砂丘と夕空が私たちと同じ夜空に包まれるまで・・・・・・」
終わりは「木星まで光の速さで45分、聴いている間に私たちの窓から流れ出た光は長い、長い旅をして木星にたどりつく・・・私たちも安らかな旅をつづけましょう・・・」
魅惑的な声と話し方にしては、よく聴いていると結構、理屈っぽい内容なんですが、心惹かれる定番の言葉です。
そして「今週の短歌」というのもあります。和歌といった方がピッタリな時代の古い五七五七七が二度読み上げられます。聴いていてこれもひとつの「音楽的なもの」と気付かされます。短い解説をつけてくれるとよいと思うのですが、それはついていません。

朝9:20には家事を終えてホッというところで聴きたいものですが、それがなかなか難しいですね。いつもBGMになっちゃいます。
Moongateが収録されているSecret Gardenのアルバム、Dawn of A New Century も時々聴いています。北欧とアイルランドの個性的な音楽が織り紡がれている・・・と解説にあるので、ミュージック音痴のhahatenは素直にそうかなという思いにひたっています。