富良野・美瑛の2日間

お盆の2日間、思い立って富良野と美瑛を訪ねてみました。あまりに有名なラベンダーはその花の時期をとうに終わっていますが、花のないラベンダー畑もまたよきかな!でしたよ。

サルビアなど夏の花の鮮やかな彩りもありましたが、ちょっとご遠慮申し上げたい気持ちで、ラベンダー色のラムネで、またいつかたずねる日の来ることを待ちたいなーと思いました。それにしても、今年の夏はあまりに雨が多く、雨嫌いのラベンダーにとっては受難の年だったようで、花色もよくなかったと案内に書いてありました。
美瑛の丘は、四季折々の農作物が織り成す広々とした丘の景色を楽しめるので、一度友人に連れられて行ったことがあるのですが、チャンスがあれば再び行ってみたいと思っていたところでした。

なだらかな丘の景色を楽しみながら、丘めぐりロードを走ってみました。時節柄観光バスとは会うこともなく、ケンとメリーの木とか、セブンスターの木とか、本当に空は広い!と思いました。ここもまた、季節変えて訪ねてみたいところですよ。
今回は、後藤純男美術館(中富良野町)と風のガーデンを「必ずのポイント」にしてました。
日本画家である後藤純男の絵は、風景画を主として、日本ならではの春夏秋冬を描き、冬の北海道の厳しさは身に迫る共感が感動的です。そこには金泥というのか、金彩というのか金色を画面に施すことによって、光の量や、光の持つ緊張感が調整され、今回初めてわかったことですが、画面に施される横線は観る側に緊張感を与えるということでした。日本画といえば平板な絵を想像していましたが、光と影が立体的に交わりながら、季節がその描いたその時に留まらず、時間の流れを強く意識させるように仕組まれているのでは?と思いました。いろいろ好き嫌いはあると思いますが、ぜひご覧いただきたい作家だと思います。
さて、テレビのドラマのために作ったという広い敷地の中に作られた「風のガーデン」。

365種類(一年365日で覚えやすい)の花々が植えられているとか・・・
春夏そして秋とその時々の花を楽しめるようです。8月半ばのこの時期は、丈高いハーブなど見事に咲いておりまして、夏の花が終わりかけているような、花境期(ハナザカイキ、そんな言葉ありましたっけ?)といった感じでした。ミツバチもブンブンと仕事に忙しくしておりました。北国の夏はもうすぐ秋風が吹きますが、多分この庭はまた違った表情を見せるのでしょうね。また行ってみたい庭でした・・・そのときは花図鑑か、花知り名人を同伴したらきっと楽しみが深まると思います・・・
またまたお天気に恵まれた二日がかりのちょっとした遠出の旅。富良野はワインとチーズ・・・これもまた楽しんで来ました。
泊まった所? これもまた長ーいお話になりそうなので、日を改めまして・・・・