無言館「祈りの絵」展  10月18日まで JRタワープラニスホール (札幌)

今日は晴れと曇りと交互に、でも風のない穏やかな一日でした。
夏物の衣類の整理など・・・ねばならないと少し気持ちが疲れてきますね。
ところで、
先日の日曜日、タイトルの展覧会に寄りました。
20代で戦没を余儀なくされた画学生47人が遺した100点を超える作品が出されておりました。
無言館は1997年に創設されましたが、その前2年間にわたって家族をたずね、遺品として大切に持っておられた絵画や彫刻を集め、慰霊の美術館として長野県上田市に開設されました。戦後64年という長い年月を考えると、このように集めていただいたことによって、これらの絵を描いた一人ひとりが、その家族の思い出と共に生き続けているのだと思いました。
観てまわると若くして人生を終わらねばならなかった哀切感がひしひしと伝わってきました。私たちが今これらを見せていただくということは、「戦争の事実」を風化させないということにつながりますね。多大な(と、言ってしまえば一言ですが・・・)犠牲を強いた第二次世界大戦、その無念さが残る今回の展覧会、非常に重たいけれど、一度はたずねてみたかった「無言館」に札幌の地で出会うことができてほんと、よかったです。