葬送

まだ一月も半ばというのに、身近で3回もお葬式がありました。
3日には、従弟が亡くなりました。57歳です。日高で昆布漁をしているのですが、肝臓がんでした。
hahatenの母の妹である叔母は次男と三男、二人の子どもに先だたれ、悲しみは本当に深いことと胸が痛みます。
5日には友人のお父さんが亡くなりました。84歳です。遺影写真をご自分で選ばれておられました。それだけではなく、葬儀では亡くなった方の略歴を紹介されるのが常ですが、この時は、亡くなったご本人が生前したためていた原稿が読み上げられました。
「故人は・・・・・」で始まり「葬儀委員長殿」で終わっていました。最後のほうでは、自分亡き後の奥様に対する心づかいがやさしく溢れておりました。
14日には永野記念館オーナーの健次郎氏が76才で亡くなられました。オーナー夫人がhahatenのオカリナの先生です。一昨年夏より療養生活が続いており、このお正月明けには家に帰れると思っていた矢先の突然のことでした。
人生の60年以上をピアノひと筋。3000曲をこなされたといいます。友人やお弟子さんたちのピアノを中心とした音楽葬でした。
思い出のお話として「実は僕は江刺追分をピアノで弾けるんだよ」と言われたことがあるそうです。それを聴く機会がなかったことが惜しまれると・・・
実はわたし達の拙いオカリナコンサートの伴奏もにこやかにしてくださいました。
たくさんの音楽家達に慕われ、奥様には限りない愛情と尊敬を受けられ、今日も親しみ深いピアノと歌に送られ、永遠の眠りにつかれたことと思います。
お三方それぞれに一日一日の積み重なる人生がありました。ご冥福を祈ります。