非日常 その4 茶花こそ

今夜は満月。生憎の曇り空です。昨夜は晴れ澄み渡った夜空に、月と木星のランデブーでした。木星、とわかったのはT♪さんから「木星が綺麗ですよ〜」のメールが届いたからですが、ホントきれいな夜空でした。
今日も爽やかな朝を迎えました。紅葉というよりは枯れ切ったプラタナスの大きな葉がボッタボッタと散っています、我が家の掃除範囲の場所ですが、そのうち風が吹いたらきっとどこかに飛んでいくだろうと、自然の成り行きにまかせていますが、ご近所の目はどうでしょうか?こわいですねぇ〜
茶事で使う花を「茶花」といいますが、この花こそ大変です。特に今の時期は!茶花は「野にあるように」と種類も姿も自然のままにを大切にして茶室に移すことになります。このたびのお茶席のことで言えば、11月5日にあわせて、今まさに開かんとする花の蕾を演出できるか、残花ながらもいまだ生命力を感じさせる花を演出できるか、当日まであれこれと心悩ませるのが茶花です。
お茶席の中で、今が旬!は花だけです。あとはストックしている道具をその時期に合わせて、また、茶席の目的に合わせて組み合わせを考えることができますが、花はその日のその時間のためにだけ移し変えられ演出されるのです。
特にこの時期は、霙や雪、霜など自然条件は不安定ですし、反対に好天続きで満開を迎えてしまったとか、悲喜交々も大袈裟ではありませんのです。
今回お世話になったのは、
ツワブキ
初冬に生き生きとした黄色の花とつやのある葉が特徴です。
デパートなどでも時々お茶席がありますね。是非お花に注目してください。お花の名前など尋ねると席主さんも喜ばれます。
「野にあるように」は言い換えれば「今が旬の演出」ですから。
そして、hahatenが苦労したお茶席開設までの段取り、当日の準備そして後片付けのあれこれなど、慮っていただけたらうれしいです。そしてゆっくりとお菓子を楽しみ、お茶も楽しんでください。もちろんお代わりも喜ばれますよ。