閏(うるう)秒という1秒のズレ

今朝の朝日新聞に「うるう秒」についての記事が載っていました。
現在世界が使用している時刻は、極めて正確に秒を刻む原子時計が基本となっているが、地球の自転によって決まる時刻とはズレが生じてくる。このズレが1秒以上にならないように、時刻を調整して、整合性をとってきた。しかし、このズレの修正は、いまや情報化の時代、コンピュータ内部の時計の誤作動によるリスクが高いとのことで、うるう秒を廃止しようという動きが大きくなっている。日本もそのようだ。一方で、天体観測に影響を及ぼし、また、このズレを放置することによる混乱のリスクも大きいとする主張もある。「うるう秒」は16日からの国際会議で廃止となるかも知れない。

時刻の1秒は毎日の生活の中では無頓着に過ぎていますから、「うるう秒」がこのような大きな役割をもっているとは知りませんでした。どちらにも理があるように思えます。でも、地球の自転速度がおそくなってきているので、その差はどんどん広がっていく可能性もあり、時刻だけが昼夜の別なく時だけを刻み続けるということに。午前と午後の言葉も小説の中では「注」が必要になるかもしれませんね。「うるう秒」の行く末を見守りたいと思います。