猫が逝った

 チャチャ11月 夫の膝の上で
20年以上生きてきた猫が今朝亡くなった。10月から体調を崩し、12月半ばを過ぎてからは、日々衰えていくのがわかるほどでした。
ZUNが学生時代に飼っていた猫「チャチャ」は、旭川から我が家に移り、その後改築の時に隣りにいた父と母の家に引き取られ、そのまま住みつき、老夫婦の相棒として可愛がられて暮らしていました。父が亡くなった後、母の日々の話し相手だったのですが、突然に施設に入所することとなり、弟夫婦に命絶たれる寸前に、我が家に来ました。
その時2年前のことを母は思い出して言います。「弟夫婦が来ると、チャチャは2階に上がって下りてこないし、食べなくなった。hahatenが連れて行くからと言って抱き上げたとき、猫が笑った。本当に笑ったんだから」と。
猫好きではないhahatenが猫の世話をするのは、はっきり言って大変でした。それでもZUNが「引き取ってくれてありがとう」とメールを寄越したので、ああ、最後は家に落ち着く顛末であったかと、それからは腹を括って猫との生活を始めました。それから2年と3ヶ月、この夏には孫たちにメチャメチャ可愛がられ幸せな思いを感じていたようです。それが今となってはhahatenにとって一番のなぐさめです。