感激と感謝の連打 hahatenの場合(2)

悪魔の飽食」ツアーは総勢170名を超える方々が5台のバスに分乗して、予定は未定なんて言えないほど、確定的に水も漏らさぬスケジュールで予定地をすべて回り切ったと思います。バスに揺られているときは、5台のバスがどうなっているのかわからないのですが、到着した所では合流したり、時間差で見学がゆったりとできたり、本当にツアー計画を練った方々、実際に準備された方々に脱帽!の思いです。
韓国の平和を願う各施設めぐりなどは、「悪魔の飽食」を歌う上での精神的な深い示唆を受けたように思えますし、一般の観光客もたずねる王宮や博物館なども回り、フリータイムも「エステ」「免税店ショッピング」「BBクリーム」などなど、hahatenにとっては初めての韓国として、目一杯の中身濃いツアーでした。
準備されたシートに座っていただけなので、アマチュアの海外での公演というのが、どのように準備され実行されるのかまったくわかりませんが、多分、韓国と日本の、共通の平和を願う運動を進めておられる方々や、学術的な研究交流をされておられる方々のご協力や尽力があってのことと思いました。
感動的で涙がこみ上げたのは(涙が多すぎますね)、1970年代、「韓国からの通信」という標題で、軍事政権下での民主運動への弾圧のすさまじさを、世界に発信し続けた「T.K生」その人が私たちの前にその姿を見せてくださったことです。
ドキドキしながら通信を読み、「T.K生」さんの無事を祈り、絶対行きたくない国、韓国と心に決めた30代の私でした。
そんな私のことはともかく、チ・ミョンガンさんとおっしゃるこの方と交流を持ち続けている、悪魔の飽食合唱団の幅広く、深い有り様は本当に素晴らしく、そのような場に同席できたことに心から感謝しないでおられませんでした。
この2日間感謝ばかり申し上げていますが、あと一つ、お付き合いくださいね。
それは、日本の戦争放棄平和憲法のことです。
七三一部隊を告発し、犠牲になった人々を鎮魂し、私たちは手を取り合って希望へと進んで行こうというこの組曲に、会場まで足を運んでくださった韓国の方々から力強い拍手をいただきました。それを聴きながら、平和憲法を持っていることの幸せ、そして憲法9条を守らなくてはならない、と思いました。
平和憲法があるからこそ、いろいろな考え方や国の枠を超えて、私たちは胸を張って、この組曲を歌い続けていけるのではないだろうか、と・・・

韓国にいたときから、これだけは言いたい、書いてしまいたいと思ってきたことを書き終えてホツとしておりますが、拙文で、理解できなく・・・ でも現段階のhahatenはこんな感じとご寛容に願います。最後の感謝は、読んでくださった皆さまへ。ありがとうございました。