悲しい出来事

2月に入ってからほとんどがマイナス気温日和です。外へ出ると足元が強く寒さを感じます。
悲しいことがありました。
元の職場で私と同じ職種で仕事をしていた女性が亡くなりました。58歳でした。
友人から連絡をもらって、お通夜に行きました。4年ほど前に乳がんの手術をしたそうですが、昨年秋にリンパ節への転移がわかり、2月7日の朝に亡くなったそうです。職場ではいつも笑顔で溌剌と仕事をしておりましたし、昨年の夏ごろに駅地下で会った時も「元気でね」なんてどこにでもある挨拶で別れたのですが、人の運命ってわからないものですね。以前は人間ドックで会ったこともありましたから、検査もきちんとしていたはずなのに・・・
ちょうどこの日の朝刊、天声人語は涙なしには読めない文章でした。乳がんで、子どもも、夫もそして親も置いて逝かなければならなかった若き女性のこころの叫びが聞こえてくるようでした。
参考  http://www.asahi.com/paper/column20100207.html
多分どんなに長生きであろうと、「アレも・・・コレも・・・」と思いを残して逝くのでしょうが、人生若くして逝かなければならないとしたら、その無念さが強く伝わってきて痛ましい思いでした。
それが、翌日夜のお通夜の席で、乳がんの発症が亡くなられた原因と聞いて、とてもびっくりしました。
また読み返してみて、「お見舞いには来てほしくないの、と聞いていた」という職場の方のお話が、ご本人のとても不安な気持ちの表れだったのではないかととてもかわいそうに思えてきます。