毎日眺めてる手稲山に登りました 

素晴らしく陽気溢れる日が続いております。
昨日はあまりに朝早く目覚めたので、山へでも行こうかと話がすぐまとまり、家から見える手稲山へと行ってきました。
自分の家から見える向きを正面とすると裏側の、西野の奥、平和の滝公園に登山口があります。標高1023mのこの山は、発寒川の沢の音を聞きながら緩やかな林道を進み、いくつかの滝を見ながらの山道に入っていきます。

途中に「布敷ノ滝(フシキノタキ)」という岩盤を伝う滝があり、一般の写真で見るとかなりな水量ですが、この日は岩盤から滲み出てくるような小さな流れでした。ここまでは1時間少しのほどの散歩道ですが纏わりつく虫が多いので虫除けグッズがないと大変です。
そしてここから、山登りらしく急な坂の登りにガラッと変わります。

そして究極は岩礫が斜面いっぱいに広がる岩ゴロゴロを攀じ登ることになります。行けども行けども岩だらけ。岩の斜面を過ぎても岩ゴロゴロの急坂が続きます。
それでもダケカンバの白い幹が見える頃にはホッとしますよ。尾根に出てエーデルワイスレリーフのあるケルンに着き、その先に海が見えるかなとスキー場まで歩きましたが、茫洋とかすんだ風景に諦めをつけケルン止まりとしました。
登りに3時間半、下りに3時間の大登山となりました。

尾根から少し下りたところは、太陽が眩しい斜面で札幌近郊の山がすぐ近くにひろがり、無意根岳や、羊蹄山余市岳がタップリと雪をかぶっているのが眺められました。でもそんな景色に浸っておられません。また岩の斜面を今度は下りなくてはならないから・・・足を下ろす岩を探すのがとても大変。
我が家から30分余りで登山口という地の利で考えると手稲山が一番ハードな山と言えますが、この山も道の両側に野の花がいっぱい、ところどころに滝もいっぱい、まだ残雪も氷も踏みしめて歩くところがあり、何気なく疲れが癒されるのがいいですね。
怪我もなく陽が高いうちに家に帰り着き、もちろん冷えたビールで山納めをいたしました。