佐賀公演のチラシ デザインはどなたでしょう?

20回旭川、21回松山そして韓国公演2回しか実は経験していないのでhahatenはちょっと判断がつかないのですが、これまでの公演のチラシのデザインは合唱団の舞台記念ともいえる写真を配置したものが多かったのではないかと思うんです。
このチラシを受け取った時は一瞬心が止まりました。合唱練習日だったので、隣にいた方が、「赤い支那靴が月に向かって飛んでいるね」とおっしゃいました。
悪魔の飽食カンタータでは、第3楽章で、中国人にとって家族がみんな帰ってくる大事な中秋節に731に捕われた父親は帰ることができない。せめて10歳の娘に自分が編んだ赤い支那靴を届けてやりたい・・・そんな思いを載せてこうこうと輝く月の光の夜空を「平和」の鳩が高く高く飛んで行く・・・
でも下の建物は731部隊ですね。煙突が印象的です。そして建物の中で血の色に染まった手、手、手・・・開いたてのひらは何かを訴えずにいられないという緊張感に満ちています。
そして、建物のまわり、ズーッと遠くまで白い花が広がっています。それは命奪われた数の花でしょうか?それとも謝罪と鎮魂の白い花でしょうか?
濃いブルーのチラシを眺めていると、デザインした方の意図を尋ねたくなります。多分これは、この一枚で「カンタータ悪魔の飽食」をすべて表現し尽くすことを意図したのではないかと思わされます。
深読みでしょうか?浅読みでしょうか? Junji・・・とサインが読めます。佐賀公演の時間の中でこのデザインの方のお話を聞けるでしょうか?
会場となる佐賀市文化会館大ホール 1800席完売との情報も・・・
では明朝早くに出発します。台風は北海道上陸とか。今回は台風が立ち寄らない佐賀市へ一足早く到着予定です。
みなさん、台風にはお気をつけくださいね。