お茶友との楽しいひととき〜菓子に寄せて


雪に埋もれていた札幌も、漸く日中がプラス気温に転じてきました。でも朝は10センチ以上の雪かきをしたんですよ。三寒四温の時期かと思えばなにやら心も軽くなります。
今日はお茶の友人の招きでご自宅茶会に行って参りました。室内犬のゴンちゃんの寝息と鼾を聞きながらのお茶会でございます。
ソファー用のテーブルを立礼卓にして、お濃茶、お薄、お食事をいただいてまいりました。
写真のお菓子は、すべて京都直送。ご家族が京都に住んでいらっしゃるので、うらやましい限りです。
手前の梅のお菓子は、「白川路」のお煎餅で有名な田丸弥製です。
上の左側は「花供曽(はなくそ)」。正月の鏡餅もアラレにして黒砂糖をからめたもので、お釈迦様の涅槃会で参拝者に配られるものとか・・・これも田丸弥製です。右側は、「唐板(からいた)」水田玉雲堂製。このお店は1477年応仁の乱が終わった年からこの「からいた」だけを商ってきているそうです。所は上御霊神社で、最初は境内内で店を構えていましたが、今は境内の外にあります。この「唐板」はこの神社の祭神のひとり吉備真備が唐から持ち帰ったものに由来するとあります。
京都は「いにしえの・・・」と呼ぶにふさわしい歴史の流れですね。