初めての「辻井伸行」


あまり冷え込まず温かみのある日が続いていますが、ふと外を見ると、うっすらと雪が積もり始めています。
昨夜は、キタラ大ホールで「ショパン&リスト」by 辻井伸行の演奏会がありました。彼の演奏会は外さないという友人がチケットを確保してくれたので、hahatenも行くことができました。ふつうではなかなか手に入らないのがこの方のチケットだそうです。
ショパンノクターン第20番≪遺作≫、ノクターン第18番、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ、ピアノ・ソナタ第2番≪葬送≫リスト:エステ荘の噴水、ペトラルカのソネット第104番、愛の夢第3番、ラ・カンパネラ、イゾルデの愛の死、グノーの歌劇≪ファウスト≫からのワルツ
生い立ちからとてもドラマティックな人ですから、テレビ番組に登場する時は出来る限り観ていましたけれど、ライブ演奏は当然ながら、圧倒される演奏でした。席もとても良かったんです。中央正面で少し見下ろすような感じで・・・
鍵盤に腕と指を這わせるように弾くのですが、弾く、というよりは、ピアノが自ずと弾き手に呼応して、奏でている・・・という風で、弾き手、ピアノ、会場、そして作曲家の一体感がとても素晴らしく感じました。
hahatenのこの一年、いろんな出来事がありましたが、体調は必ずしも万全ではありませんでした。でもこのコンサートを聴いて、2013年が大きく括られた安堵の感じがして、来年はまた新たな仕切りなおしでスタートできそうです。