母を訪ねて

今日は庭の雪に反射して陽光がとても明るく、それだけで少し明るい気持ちになりますね。
2週間ぶりに施設にいる母を訪ねました。
母は自分で嘆くほどに小さくなっているが、フットワークはとてもよくなった。施設にいるので、車椅子?と聞かれることが多いが、歩行器を使ってマイ足ですたすたと歩いている。母が言うには「歩行器なくても歩けるけれど、これを使わないと職員さんが心配するから」とドアの方を指差して笑っています。以前は施設に入れられたことに不満をぶつけていましたが、最近はそういうことを口に出すことがなくなってきました。
そのかわり、「何か私に話したいことがあって来たのですか?」「何か頼みたいことでも?」と口にするようになりました。「頼まれても何も出来ないですが・・・」には、hahatenも参ってしまいますよ。
今日もこのようなことを言うので、「頼りにしているからね」と言うと、変だなという風に笑っていました。
訪ねるときは何かしらおやつを持参します。美味しい美味しいと言って、時には「この間のドラ焼き(六花亭)美味しかったねえ」と思い出して言うことがあります。食べるものを通して、今の普通社会との接点かな?と思っています。
帰りに、母と同じフロアの入所の方がおいでおいでをしますので近寄っていくと、「あんたはこれから帰るのか?私も帰らなくては。ちょっと待ってね。着替えしなくては・・・」と。家に帰りたい方なんですね。そして、玄関では、職員さんと入所の方がドアの前に立っていました。hahatenを見て職員さんが、職員玄関から出してくれました。外へ出たい、家に帰りたい方だそうです。時にはなぜ出さないと怒っている方もいます。
私の母は、エレベーターの前まで歩行器を押してきて、毎回見送ってくれて、「帰りは気をつけて帰りなさいよ」と言ってくれますが、その都度「家に帰りたい」と言われたらどうしましょう?開かないドアの前に立つ姿を見たら、どうしましょう?