おばさん事典 (毎日新聞社 2014)


このところの春の風景に騙された感じ。ストーブの設定温度も低くしているのでなかなか温い感が持てないでいます。友人に会ったら「昨日は寒かったねえ」と言うので、寒いのは私だけではないと納得しました。
写真の「おばさん事典」は先日近くの図書館で借りてきたんですが、世の「おばさん」たちの生態学事典で、160項目にわたって日常のほとんどを楽しく書いてあります。おばさんhahatenが読むと「おばさん讃歌事典」で、いろいろなことがわかってしまうほどにガッテンガッテン、自分が「自分」を笑える面白い本ですよ。
そして新聞に連載されたエッセイ集なので、一話サッと読み切れるところがhahaten向きで、どこを拾っても納得、可笑しくて忍び笑いをしてしまいます。
ただ、難点は読み続けるとこれでもか、これでもかと「おばさん」が登場してくるので、却って疲れてしまうところですよ。自分にユーモアのエキスが欲しくなったら、図書館を訪ねて椅子に座りながらちょこっと読むのが良いかな?
イラストがまた素晴らしいですよ。このイラスト集で「おばさん」が理解できるし、自分なりの物語展開が勝手にできてしまいそうです。
本屋さんに行ったら、手に取って読んでみてくださいな。ただし、「おばさん」におススメです。
ところで、この作家さんによりますと、「おばあさん組に進級するまではおばさん組」と仕分けしてあります。hahatenはどこかなあと作者の紹介を見ましたら1946年生まれとありました。何だhahatenより一年若いだけで、ご本人はおばさん組と言っているので、まずはhahatenもおばさん組ということで、ホッ・・・(でも何で安心するんだい?)