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21日日曜日に、とても親しくしてもらっている友人のご主人が亡くなりました。76歳になったばかり。昨年3月に悪性のリンパ腫とわかり、抗がん治療を続けてきたのですが、今年一月に入ってからこれまでの抗がん剤に打ち勝ったガンが急速に拡がり、帰らぬ人となってしまいました。
とても優しい方で、何度も車に便乗させてもらっても嫌な顔をせず、友人に電話をしたときは、「hahatenさんですよ〜」とおだやかなイントネーションでいつも呼び出してもらいました。
友人から病状の経過を聞いていたので、こういう日が遠からずくるのでは?と思っていましたが、とうとうその日がやって来て、とても悲しいですし、長年信頼して支え合ってきた友人が可哀想でなりません。
葬儀はご友人たちが思い出を語るということでお別れをしました。
教育大生だったとき60年安保闘争真っ只中で、反対運動にとりくみ、また教員になってからは、国や文部省からの統制が強まろうとする教育体制に反対し、自主的な教育を守る運動に積極的に取り組んでこられた方でした。退職された後も友人たちと熱く討論を交わすこともあったとか・・・病床でも戦争法をめぐるこれからの日本を憂るえていらっしゃったそうです。
親しくつながる方が亡くなって行くのは悲しい。そして国を大きく揺るがした60年安保闘争を経験した方々が、亡くなっていくというそういう時代に今やなってきたんですね。
合掌してご冥福をお祈りします。