「月岡芳年(ヨシトシ)展」札幌芸術の森美術館

やい兎 月に戻れと こらしめる             月にまつわる和漢の物語を題材とした、明治の浮世絵師・月岡芳年の最晩年の代表作です。巨大な満月を背景に、如意棒をふりまわしているのは『西遊記』の主人公・孫悟空。人間に化けて悪さをしていた、玉兎という月のウサギとの対決シーンです。
幕末から明治前期にかけて活動した浮世絵師で、浮世絵の仕事がなくなる時代の最後の浮世絵師とよばれています。師事した歌川国芳の作風とは違い、色調も明るく、表情や姿態にダイナミックな動きが表現されていたように思えます。また、着物の織り柄が種類も多く、大きく大胆に表現され、江戸時代の人たちがたくさんの絵柄を楽しんでいたのだなあと、着物文化の深さを何となく感じてきました。
孫姉は、絵画に興味をもっており、実際に絵画教室に通っているので、熱心に観ておりました。日本に来たら美術館に行って見たいという希望を言っておりましたので、ちょうどラッキーな催しに出会いました。
丁度、道近代美術館で「ダヴィンチ展」を開催中ですので25日に予定しているんですよ。
hahatenもしばらくぶりの美術展。また、出かけようの気持ちになりますね。
芸術の森で出会った風景。



北区から出かけると遠いので、夫が運転するマイカーで出かけました。芸術の森の駐車場は、一回500円ですが、回数券は6回1000円と期限なしで使えますので、これからも訪れることを期待して格安駐車券を手に入れました。またまた捕らぬ狸ですが、無駄にしないよう再々訪れてみたいと思います。