冬の雷

以来ずーと寝たり起きたりの風邪三昧の毎日でございました。ハァァァ--- 一昨日からようやく調子が戻りつつあるなという感じで、まずはめでたしというところでしょうか。
そして一昨日の札幌は「ぼた雪」がしんしんと降り続いた日でした。気温がプラスですから見るほどに雪かさが増していきました。人力除雪の我が家は、この水を含んだ重い雪を朝の出勤前と、仕事帰りの夫が一人で奮闘! 隣と二軒分!お疲れ様でした。
この日は夜半過ぎに「稲妻」と「雷鳴」がありました。風も強く家を揺するほどでしたので、まさか「春一番」?まさか「春雷」ではないよなーなど、もしかして「冬雷(トウライ)」という言葉あったっけ?などなどあれこれ考えをめぐらせておりました。ことのついでに「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」まで思いながら冬雷や・・・・と俳句などひねったりしておりました。丑三つ時の妄想でしょうか?
冬の雷について、「森田さんのお天気ですかァ?」はこのように言っております。
雷は積乱雲という雲から発生します。この積乱雲は大気が不安定のとき、つまり上空と地上の気温の差が大きいときに発達します。夏の日中は内陸で気温が上がるので、雲が発達しやすくなります。冬の場合は大陸からの冷たい風が、日本海で急に暖められて雲が発達するのです。北海道では少ないですね。冬の間(12月から2月)の雷日数の平年値は、金沢の17.4日に対して札幌は1.0日です。北陸地方に雪を降らせる雲は、日本海を長い距離進んでくるので(地図を見るとわかりますよ)発達するんです。北海道の場合、大陸からの距離が近いことに加えて、海水温や地表付近の温度が低いため上空との気温差が北陸ほど大きくなりません。ですからそこまで雲が発達できないんですよ。
ということです。
この夜以来札幌はプラス気温の連続の中にあります。
でも風邪には十分お気をつけください。これも早期判断、早期治療デス。hahatenは早期判断したはずなのですが一週間という日がかかってしまいました。ウイルスがあまりに強かったようです・・・・

p/s 冬の雷は 「寒雷」というそうです。