映画「麒麟の翼」

写真のアデニウムは窓際で外に向かって花を開いています。春を感じさせる陽射しの強さがうれしいのでしょうか?庭に降り積もった雪の反射も眩しいです。
もう2月末、期限付きの映画の無料券をもらったhahaten夫婦、ギリギリのところで映画館に出かけました。東野圭吾原作による「麒麟の翼」。原作を読んでいませんが、息もつかせぬ展開は、しっかりとした筋立てだったからでしょうか?
一人の男性が刺し殺された事件を、社会的な側面からと、家族的な側面から核心に迫っていくわけですが、振り返ってみれば至るところに謎解きのヒントが示されており、そうだったんだと納得のいく展開がとても面白かったです。
殺された男性は、会社重役とという立場と、まじめな家庭人としての父親を、中井貴一が演じ、また、この物語の意外なキーマンを戸惑いを隠しきれない表情で劇団ひとりが演じ、物語を最後まで導いていました。
この物語は「加賀恭一郎シリーズ」といいますから、この人物については周知の事実としているところがあって、シリーズを読まないとその人となりが理解しずらいところがありそうで、阿部寛が演じましたが、人物が見えてこないので物語の案内人といった感じに終わってしまったのは残念でした。
映画のあらすじは、ネット検索で読めますので、省略しますね。
物語の象徴である「麒麟像」は古く五街道の起点であった日本橋にあって、獅子像もあるそうです。hahaten的には東京へ行ったら、スカイツリー、そして日本橋ですね。