旅の終わり 山寺 


30段から50段一区切りの石段を一段一段踏みしめて上がるごとに煩悩がふり払われていくそうですが、余計なあれこれを考えているとつまづいてしまうほどで、無心にならざるを得ませんね。この日は連休とあって人出も多く、対面通行の階段でした。1000段以上あるそうです。
ここは松尾芭蕉の俳句で有名なところでもありますね。

麓には芭蕉記念館もあります。
登りつめたところに奥の院がありました。信仰心のないhahatenですが、少しばかりのお金を入れてお参りをしましたよ。そして、母のために息災を祈るお守りを、足腰を弱めているお茶の先生に仏足のお守りを買いました。

さて、下る段になりまして、「富や出世を望んだ修行僧は崖から落ちるなどして命を失った・・・」というような立札がたっておりましたが、見渡せば奇岩、崖などが連なり、過酷な修行であったことがわかります。でもhahaten自身下りの石段を下りながら、せっかく捨て去ったかも知れない煩悩を、帰り道でまたこつこつと拾っているのでは?ないかと思いましたが、それは的中!実は奥の院で買い求めたお守り(800円)と同じものが出口のお店で500円也!なんでぇ?とがっくりしましたね。
凡人には納得いかないですが、考えようによっては、息を切らして上った奥の院で買い求めたからこそ効能があるかも知れない、天上に一番近い奥の院で清められたお守りだから効能があるかも知れない、そう思うことにしました。努力してます。
話をしてみると皆が行ったことのある山寺。仙台から一時間ほど。このチャンスをくれた、夫の合唱団と、車の運転を全部引き受けてくれた夫に感謝です。それにまたまたお天気に恵まれ、天にも感謝です。

旅の〆は、麓のレストランで、地ビール「月山」を味わいました。