今日はお茶の日


掛物は「好日」
お茶は非日常の世界。ホッとする。ホッとし過ぎてちょっとしゃべり過ぎてしまった。これは反省。

花は白ヤマブキの実。黄色の山吹は実をつけない。「七重八重花は咲けども山吹は実の一つだになきぞ悲しき」太田道灌が山道で雨にあい、蓑を借りようとみすぼらしき家を訪ねたとき、ひとりの少女が山吹の枝をそっと差し出したというお話。有名ですね。

花入れのもう一つの花は、白かった粒菊。白かった、というのは、冬が近づいたとき花を切ってしまうのでなくそのままにしておくと、雪や寒風の中で色が変わるんだそうです。花の中心にその名残が・・・何ともいじらしい花ですね。葉もミドリ緑した色からモスグリーンの落ち着いた色に変わっています。
我が家にも根分けをしてもらったこの粒菊があります。昨日からの雪に埋もれていますが、明朝いちばんで見てみます。
社中としてのお茶会は今年はこれが最後。千秋楽となりました。これから大晦日まで我が家では一度二度、釜の湯を沸かしたいものですよ。そんなゆとりがほしいこの頃です。