心に残る抹茶茶わん




昨日は午後から社中のお茶の集まりでした。先日の地域お茶席の席主として立たれた方が、皆さんへのお礼ということで、炉開きに合わせて美味しいお濃茶を点てられました。
お茶は一保堂「若松の昔」表千家、家元のお好みでした。
濃茶の席は緊張感があって落ち着きますね。
出し服紗がとても立派で、ご本人は謙遜されていましたが、家に帰って調べると、即中斎好独楽つなぎ如心玉染服紗(土田友湖作)のようでした。
お茶の会が終わってから、お茶碗や茶入れ、茶器などなど、先生からの下され物として皆でそれぞれお気に入りをいただいてきました。
hahatenがいただいたお茶碗は、一年に一度新年ごろに稽古で使ったもので、何とも優美、優雅で自分も欲しいなと思っていた茶碗でしたから、とてもラッキーでした。
金彩で高名な、京焼 田中寿宝さんの「仁清写し 歌かるた」
阿倍 仲麻呂 あまの原. ふりさけみれば. 春日なる. 三笠の山に. いでし月かも 
小式部内侍 大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天橋立
の上の句、下の句が描かれています。
併せて羽子板絵のお茶碗もいただいてきました。お正月はこのお茶碗でお抹茶を点てることにします。
今日は日中2時間ほど晴れ間があったので、庭の落ち葉の片付けやら、菊の花の片付けやらをしました。菊の花は、根元を残して手折るのがよいと聞きました。根元には小さな来年の芽葉がたくさん用意されていましたよ。ホンワカと温かみのあるひとときでした。また明日も頑張ろうっと!