映画 SUFFRAGETTE (サフラジェットゥ)


タイトルの意味は〈婦人参政権論者〉20世紀初頭の英国での過激な運動家を指す言葉。日本での公開タイトルは「未来を花束にして」とソフトな感じになっています。
20世紀の初頭、男女平等の考え方がまだ一般的でなかった時代、しかしながら、女性も労働力として社会の下層を支えざるを得ない状況の中で、女性に参政権をという主張が社会に受け入れられず、過激な実力行使に至った女性たちの実話に基づく展開となっています。
日本でもそうですが、女性にも選挙権をという思想はやはりこの時代に主張されましたが、帝国憲法や、治安維持法のもとで弾圧され、男女平等が明文化された戦後の日本国憲法を待たなくてはなりませんでしたね。
イギリスでは1928年に女性に参政権が認められました。
「男女平等」という当然な考え方が、法律によって保障されるまで、多くの女性たちの血と涙が流されたこの歴史的な事実を、私たちは心の底に刻まなければならないと思います。
このように考えると、戦後72年を迎えようとする私たちの憲法が、女性だけではない、男性も、年寄りも若者も、子どもも、未来の子供も含めて、それまでに流さざるを得なかった涙の上に構築されたものであることを、憲法の真髄として大事にしなくてはならないですね。
今日は女の子の健康と幸せを願ったひな祭り。果敢に戦った女性たちに乾杯しましょう。
本当に久しぶりに映画を観ました。実は眼鏡なしで観れましたよ。眼鏡がないと、涙が出てもすぐ拭けます。映画にも乾杯しましょう!