棟方志功展


2日続きの雨。一気に雪が融けて浸水など被害が出ています。積み上げた雪嵩が目に見えて減っていくのは嬉しいことですが、車が水に浸かったり、雪解けの水を漕いで避難している人など、何でも極端なこの頃ですね。
棟方志功展を開催している近代美術館の辺りの歩道は、踏み固められた雪が氷となり、「滑ってください」とばかりに危なっかしい状態になっていました。
棟方志功は、青年(少年?)時代に雑誌に掲載されたゴッホの「ひまわり」を見て、画家になることをめざしたのも尋常でなければ、油絵画家としてほどなくして帝展に入選するなど、これも尋常のことではありませんね。
その後日本人として何に向かうか模索した末、浮世絵に代表される版画に着目し、板画家としてたくさんの作品を遺しています。
躍動感のある白黒の世界、3〜40㎝四方の紙を繋いで大作が出来上がっているその区切りの線がとても生きていて、実物なればこそでした。写真集では多分なかなか味わうことができないのでしょうね。

これはミニファイル。アメニモマケズの詩を絵巻にした一枚がデザインされています。
込み具合はほどほど、ゆっくりと見ることができました。