タジンナベ

買い物の目的なしにデパートへ行ったとき、食器売り場を回るのが好きですね。磁器や陶器、塗り物、お鍋などなど実にカラフルなので、こんなの欲しい、これはチョット遠慮しておこうとか、そう言えば昔々、姉と一緒にファッション雑誌のページをめくりながら、好きなスタイルを指さして「私はこれが好き」と、そんな時間が有り余るほどにあったなあと思い出します。
先日たまたま寄ったデパートの食器売り場で、タジンナベに出会いました。
砂漠にテントを張ったような形の陶器の鍋。北アフリカのモロッコの蒸し鍋だそうで、日本で今一番売れている鍋がこれだそうですね。

ある売り場では赤や白、若草色のかわいいタジンナベ、一方で、いかにも日本風な陶器です!といったモノトーンのタジンナベ。文句なし、お値段の差でモノトーンに決めました。
これは野菜などが本来持っている水分を循環させて調理するという蒸し器です。温野菜が流行の昨今、なんでも蒸してしまいます。蒸しあがった野菜にその時好みの調味料で、バクバクといただきます。
うっかりとガスの火を強くしておいたりすると焦げ付いたりして・・・でも野菜の焦げ付きはご飯と同じでよい香りがしますね。
ちなみに今夜は、にんじんを皮むき器でスライスしてタジンナベに盛り上げ、蒸して、胡麻和えにしました。タラコと一緒に蒸してタラコ和えにしても美味かもね。
お手軽野菜料理はこのお鍋にオマカセです。本当はカテゴリー[料理]にふさわしい料理法があるようですが・・・