映画 ハッシュパピー バスタブ島の少女

上野公園ぼたん苑にて
早いものでもう4月も終わりですね。折角の連休ですが、寒い寒いの連続です。
先日の日曜日に誘われて、久し振りの映画館でした。チケット売り場は本当の長蛇の列。さすがの連休!30分ほど並んでようやくチケットと座席を確保しました。でも実際席についてみると、観客はパラパラ。お目当て映画が違っていたんですね。(情報オンチはこれだから困る!)
ハッシュパピー バスタブ島の少女は、町の堤防のこちら側にへだてられたバスタブと呼ばれる地域に父親と住む6歳の少女の目を通した現実とファンタジーの世界を描いたお話。
ある晩嵐に襲われたその地域は水没し、親しい人々や住む場所を失い、それと同時に父親が死に瀕していることも知ってしまうハッシュパピー。堤防の向こう側に強制収容されるが、またバスタブ島に戻ってくる。父親を弔うハッシュパピーの目はじっと彼方を見つめ続ける。その表情は生き抜いていくだろう力と確信に満ちているのを感じさせる。
希望がわいてくる映画。この少女は史上最年少でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたクヮヴェンジャネ・ウォレス。野生的な生活をするハッシュパピーの小さく細いけれど力強い体、現実を見ながらも屈することを知らない瞳。を演じるにふさわしい雰囲気溢れた少女でした。
映画はデジタル化され、画面がとてもクリアで、目のかすみを気にしていったhahatenでも十分に楽しむことができました。