ロシアでの二つのコンサートを終えて



淡い色の花壇 ロシアでは赤い色が希望を表し、花壇では花々もサルビアなど赤い色が敷き詰められるようにうえられていました。モスクワの「赤の広場」は帝政時代からあり、希望の広場を意味しているそうです。
モスクワ音楽院での公演を終えた翌日、現地のガイドさんが、家に帰ってからインターネットでチェックしたら、「懺悔ということで歌を歌い続け、世界を回っていることは素晴らしいことだ。ロシアにも過去懺悔しなくてはならないことがあるが、このようなとりくみをしたことはないだろう」という一文があったということでした。
また、モスクワでの公演に感動した方からチョコレートが贈られたが、合唱団は次の公演地ペテルブルグに発ってしまったあとで、通訳をされていた方のお母さんが夜行列車に乗って、ペテルブルグまでわざわざ届けてくださったということで、感動のチョコレートもいただきました。
二つの公演を終えたあとのパーティでは、森村先生が「帰れる日常のあることの幸せをかみしめる一方で、このように旅を続けると、日常に帰ることの淋しさが湧いてくる。合唱団は共通の精神の縛りをもつが、ゆるい連帯であり、自分自身の豊かさを育てるものである。ここで別れたらもう会えないかもしれないが、去る人、来る人、残る人がいて来年も再来年も続けられる」
池辺先生は、「ロシア公演だからといって特別な音楽を作ったわけではない。自分たちを深めていくことが大事で、この組曲を歌わなくてはならない、ことが私達を育てている」
浅井先生は、「観客と一緒になれたことが素晴らしい。2日間満席でした!世界に向かって歌い続けていくことが大切」
hahatenの記憶では取り違えていることがあるかも知れませんが、今回のツアーを終えて「悪魔は不滅」の力をさらに蓄えたことは確かですね。hahatenはこれから一〜二年休止して体力をつけたいと思いますが、私自身とても触発されることの多いツアーでした。悪魔に復活できる日がくることを願っています。
悪魔の飽食合唱団」のカテゴリーでお訪ねくださったみなさまありがとうございました。