鈴虫が鳴いております

仕掛け人はT♪さんです。
彼女は小さな生き物を育てる(=観察する)のがとてもお得意のようです。スズムシを卵で買ってきてたくさん孵ったので・・・と住まい付き、餌つきで持ってこられました。「まあ、佐賀の悪魔の飽食公演に出発するまで楽しんでネ・・・」と。

でも正直なところhahatenは虫的な生き物は得手じゃないんです。トホホホ・・・でしたが、お断りもできずいただいてしまいました。ところがその朝方に「リーン r−ン」という鳴き声?に眼を覚まされ懐かしい思い出にひたりました。
実は鈴虫のこのリーンリーンには忘れられない思い出があるのです。息子が小学校4,5年生だったでしょうか。夏休みに鈴虫かごを持って帰って来たのです。仕事を持っている親にとっては子供の夏休み冬休みはどうやって乗り切ろうか、と普段以上に大変な毎日の連続でした。ある夜更け近く、子供も寝静まってハアと一息ついたころ、突然リーンリーンと聞こえたのです。何だ何だと飛び上がるほどにビックリしましたよ。これが、うたに歌われる鈴虫の鳴き声なのかと、恥ずかしながら初めて知った次第です。
そんな鈴虫が思い出と共にやってきました。夜から朝にかけてよく鳴いてくれます。心なごむ響きです。ちょこっと優しげな気持ちにしてくれますから・・・