ピアノ

風邪をひいて調子が悪い。朝は9時まで寝てしまった。おそい食事をとりながら、そういえばピアノの調律の日だ!と思い出した。午後1時にはやってくる。見渡すと茶の間はごちゃごちゃ状態。ピアノまわりも、パソコンまわりも埃がいっぱいだ。3時間あれば何とかなるだろうと、マスクをつけて、重い体をヨッコラショっと持ち上げた。
埃を払っていると、マスクだけではない、目にも埃がたまってきそうなぐらい。
とにかくパソコン周りは埃が多い。近くの窓のレースカーテンはさわると埃が舞い立つし、ピアノを覆っている布と一緒に洗濯機にほおりこんだ。まあいろいろしながらジャスト3時間でこざっぱりとさせた。玄関を掃除し、お茶の用意までできたんだから、たいしたもんだと我ながら思う。
ピアノって、子供たちが小さい時に使ったもの。当時はピアノを習わせるのが流行だった。子供たちも大きくなって誰も弾かなくなったピアノを後生大事に持っている人は、まわりではずいぶん少なくなっている。
2年ごとに調律を続けてきて、その甲斐あってか、良いピアノだから持ち続けていたほうがよいといつも言われている。実際、売りに出すと二束三文らしい。
そんなhahaten家のピアノも最近はポロンポロンと音を奏でている。hahatenが新婦人のピアノ小組に月に2度通っているから。半ページ、一ページの曲でも完全に弾くのはとても難しい。必ずどこかでつまずく。エッ?自分ってこんなに覚えが悪かった?と自分自身が信じられないほどだ。(でも最近は信じられるようになってしまった・・・)
仲間に80歳の方がいる。お琴の先生だが、ピアノの譜を読めないそうで、すべて暗譜で弾いている。とても努力家です。この方は、孫さんも見向きもしないピアノを、売ろうとしたら、かえってお金を払わなければ引き取ってもらえない、ということで、じゃ私が弾いてやる、と取り組んだそうです。とても楽しそう・・・hahatenもできる限り続けようっと!年をとったら指の運動が大切なんだそうです・・・