「危険な世界に生きる」

おいおい、眠っていいる場合じゃないよ
この冬の見張り番、完全に眠らされている!
アメリカでエミー賞を受賞したというドキュメンタリー番組が再放映されています。その一回目、「乾く大地」
を観てその虜になってしまいました。地球温暖化の進行が、自然の摂理なのか?それとも人類が自然に投じた一滴なのか?予想をはるかに上回るスピードで、温暖化の影響が地球環境を動かしている事を検証している番組です。
2015年に作成され放映された再放送ですが、9回にわたって体系的にプログラムされているようです。
第一回目は、「乾いた大地」。シリアの内戦はなぜ起こったのか?長年深刻な大干ばつに襲われたシリアの農村地帯。政府に対策を要求した農民が次々と弾圧された結果の内戦であると・・・シリアの内戦の発端がこのことにあると、知りませんでした。
第2回目は、「森林がなくなるとき」。アメリカの森林火災が起きる期間が長くなっていること。それは広範囲にひろがり、地中深く熱を持っている大地。消防隊の当初予算を大きく上回るほどに火災の範囲が広がっていること。また、木を枯らす虫の繁殖も気温上昇によって増殖していること。一方、インドネシア森林伐採は確実に20%温暖化を促進しており、政治的な問題として、大統領や担当大臣に迫っています。そしてアメリカで大量消費される「パーム油」の原産地であることに触れ、企業にも厳正な態度を迫っています。
第3回目は、「高潮」エルニーニョ現象によるハリケーンの巨大化、高潮に襲われる町、多くの死者と被害。地球温暖化に懐疑的な立場をとる共和党議員を取材しながら、この自然現象の本質に迫っていこうとしていました。
地球温暖化による警鐘は、鳴り続けていますが、私たちの身近でもはっきりとその姿を現してきましたね。
今年も居座る低気圧が大暴風を引き起こすのでしょうか?大雪に見舞われる冬はあっても、こんなに湿った雪が降り続けることはなかったのでは?カラッとした暑さが持ち味だった北国の夏は、じめじめと湿気の多い夏に替わりつつある、を実感しています。
近隣も新しく建つ家々は、敷地をアスファルトでコーティングし、木を植えません。せめて緑の街並みにしてほしいなあ、と思います。そんなことで解決する問題ではないでしょうが・・・