映画 ペンタゴン・ペーパーズ最高機密文書

思い立って久しぶり、映画を観てきました。
スピルバーグ監督 メリル・ストリープトム・ハンクス共演 ベトナム戦争をめぐるアメリカの介入と侵略の状況報告書がペンタゴンの最高機密文書として積み上げられて(7000ページに及ぶ)行ったものが、泥沼化する戦争に疑問を持った報告書作成にかかわった要員によって持出され、それをニューヨークタイムズが記事にして、アメリカ全土が騒然となったときの、「ポスト」と表現される新聞社がどのような意思を示したのかという映画です。
戦争を拡大する一方のアメリカはジョンソンとニクソン大統領の時代。無意味な戦力拡大の事実報告は国民に知られてはならない最高級の機密文書でしたが、それを「ポスト」の強い使命感と勇断によって白日のもとに明らかになって、戦争は大きく終わりに近づくわけです。
現在の日本は、隠しておきたい公文書の一角が国民の目に少し見え隠れするようになってきましたが、「森友・加計問題」「防衛省の日報隠し」など国民を欺いた「膿を出す」と表明しながら、その膿がどうしてこうも大きくなってしまったのか、その原因をハッキリさせなくてはと思います。
常に国民は政府権力を見張っていなくてはならないということなんですね。