マイカーと高齢者

今日は15℃を切って肌寒い一日。風も強く、そして道路が湿るほどに時々雨も降っている。でも縮こまっている人間様と違い、おかげ様で庭は一気に息を吹き返しているようです。ずーと雨がなかったからね。

庭へ出てみると昨日はなかった深山キンポウゲの花が咲き始めていました。

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f:id:hahaten:20190521130416j:plainあら、スズランも

友人は77歳でマイカーを手離し、最寄りの地下鉄駅までタクシー利用をしています。経済的には問題ないけれど、近間で郵便局、銀行、病院、クリーニング、携帯ショップなどなど、こまごまとした日常のあれこれが一気に片付かなくなったのが、すごく不便!と言っています。マイカーならちょちょっと片手間で済ませれた・・・のスピード感が残っているんですね。

今日のようなしょぼしょぼとして小雨の時はなおさらのこと、郵便局でチューブを付けて酸素ボンベのバッグをひいた、高齢者の方がおりました。

帰りにまた会いましたが、軽自動車で来ていたようで、サイドミラーのところによりかかって休んでおりました。酸素チューブを付けて運転してきたんでしょうかね?

そう、マイカーのメリットは小回りがきくこと。だから手離せられない。ちょっとした便利さからなかなか抜けられないなとhahaten自身も思います。

そしてそれは、かつて1970年代のマイカー時代の到来を生きてきた人たちの抜くに抜けない足かせみたいのものかも知れません。当時はローンを組んで月々支払いをしながら購ったわけです。「マイホーム」のブームもそんな時代でしたね。

過ぎて来た諸々の思い出があるからこそ、そこから一歩抜け出るというのは容易な事ではないですね。