早く辞めてほしい

あまりの暖冬異変で、梅や桜便りが聞こえてきました。冬眠しているはずの熊や蛙もお散歩しているニュースもありました。
それにしても、柳沢厚生労働大臣の辞職(解任)のニュースはなかなか届きませんね。
実は、このニュースを待っているのです。だって、これはセクシャルハラスメントですから。有罪です。
厚生労働省というのは、以前は 厚生省(国民の生命、健康を守る)と労働省(労働者の権利、働く条件を守る)に分かれていたのを、
行政改革の名のもとにひとつになってしまいました。国民の生活そのものがが厚生労働省に深くかかわっているんですよね。
その代表である大臣が「女性を産む機械、装置」になぞらえての発言は、産む性としての女性だけを侮辱したにとどまらず、女性をとりまく家族や、友人、そしてこれから産まれてくる子供たちすら含めて人間としての尊厳を傷つけたものだと思いません?だから辞めて(辞めさせて)もらいたいのです。
考えてみるとみるとこれは、柳沢大臣ひとりがそのように思っているだけでなく、厚生労働省が政策を作っている国民生活のあれこれ、医療や、年金、労働条件が軒並みダウンにつぐダウンをしている現状を考えれば、現在の日本国の政治自体が、国民を機械として人数勘定、金勘定をしているとしか思えませんね。
若者や、子供たちが、そして、家族をこれまで支えてきた中高年、老人が、みんなみんな将来に夢を描けない現状だからこそ、柳沢厚生労働大臣は、はしなくも、語っちゃいけない本音、人間を機械勘定しなければ解決しないと思う本音を語ったのでしょうね。
やはり、辞めてもらうしかありません。
世間には 先に言ったほうが勝ち ということはよくありますが、このままに流されると、言いたい放題になっちゃいますから。