少しは役にたったでしょうか?

視覚障害者の方々の「うたごえ喫茶」にお手伝いということで行ってきました。
場所は北区北26条西8丁目、ギャラリー&カフェ アガペという喫茶店でした。ここにはアップライトのピアノがおいてあり、30席ほどのスペースで時々音楽ライブが開かれるそうです。
お手伝いというのは、参加の方が初めての会場で迷わないようにお世話をすることと、店主さんが一人でしたので、飲み物を運んだり片付けたりでした。外は滑りやすくなっていて、お店に入るには小さな段差が3ヶ所あり、転んだら大変と、気を使いました。
北区にあるグループの主催で、遠く白石から来られた方もおり20人を超える参加でした。世話人の方も目が不自由な方で、でも、100曲以上を収めた点字の歌集を20冊ほど、大字(約1cm角)の歌集1と2を10組ぐらい作られたそうで、大変なご苦労だったと思います。
アコーディオン伴奏の先生もいらしゃって、歌は「点字歌集は○○ページ、大字の歌集は○○ページと大きな声で確認してから始まるのですが、お世話係を含めて30人の歌声は力強く、へなへなとしたhahatenの声もきれいに吸い込まれていくような素晴らしい歌声でした。
同じテーブルに座っていた若い女性の方の声が素敵だったので、歌がお上手ですね、高い声がよく響いてと言いましたら、隣にいた男性の方が自分のことを言われたと思ったのでしょう、「歌が好きなんですよ」と。その方も以前合唱団で歌っていたそうで見事なバスでしたが、目の不自由な方と会話をするというのは、目で見てわかることを省略してはいけないんだなあと思いました。
ただひとつとても気になったのがトイレでした。トイレまで案内して、中がどんな風か手で触って確認しなければならないし、手洗い場のコックや手拭の状態も説明しなければなりません。たまたま女性の方だったので特に問題なかったし、手洗い場では、男性の方も手拭のペーパーを教えてあげるだけですみましたが、一人男性の方がどんなトイレかと聞いてきました。洋式です。といいましたら、家まで我慢する、とのことで・・・・たぶん洋式だからではなく世話係りが女性の声だったということかもしれませんね。お世話係は男性も必要なのでは?と思いました。
視覚障害者の方々と過ごしたのは初めての経験でした。お世話というかサポートというかそのやり方が相手にかなっていたかどうか、たぶん過不足あったでしょうね。また、このようなチャンスがあればまたお手伝いに行きたいと思っているhahatenです。