茶禅一味の茶会

7月3日と4日、茶禅一味の会北海道大会が、札幌市で開催されました。お茶修行に励む友人たちと連れ立って、今日の茶会と講演の催しに出席してきました。
茶の湯禅宗の修行の中から生まれ出でてきた茶の礼法にはじまりましたが、始祖といわれる珠光、そして、紹鴎、利休などそれぞれの禅修行によって茶道として確立されてきました。
お茶室においては、禅の言葉を床の間に掛け、その意味を深めながら、一座建立というお茶を供する者も、お茶をいただく者も心をひとつ事に集中する、三昧ということががとても尊重されます。
禅については、この茶禅一味の会に携わっている「人間禅石狩道場」の言をお借りしますと、「坐禅をし、三昧(ざんまい:心を一つのことに集中する)に入り、その三昧の力によって悟りを開き、このかけがいのない尊い人生を生きることの本当の意味を噛みしめる教えです。悟りそのものは、言葉では説くことのできないものですから、自らが三昧に入って実地に体得するほかありません。坐禅は、調身(正しい姿勢をとる)・調息(呼吸をととのえる)・調心(心をととのえる)の三つが重要な基本」と述べられております。
「茶禅一味の会」というのは、お茶修行と禅修行が離背することなく、茶も禅も一体の中にあるということをめざしているようです。禅を学ぼうとする者にとって茶道を学ぶこと、茶道を学ぶ者にとっては禅を学ぶことがより一層の己の確立に役立つということのようですが、難しいですね。
hahatenは「お茶」が持っている非日常性に惹かれてお茶室での稽古に通っているのですが、「茶道」となるとこれは道遥かに遠し!を実感してきました。
開催された会場は冷房がしっかりと効いていてまずまずでしたが、2時間もの講演の間ずーっと正座(時々崩しながら)(もっぱら崩しながら・・・)が難行でした。
修行も足りませんが、体重も落とさなくては・・・膝と足首が痛くて、夫にマイカーお迎えしてもらいましたよ。トホホホ・・・