拓真館〜前田真三のPHOTO GALLERY をたずねて

前田真三は美瑛・上富良野の丘を全国に知らしめた風景写真家。拓真館はその風景写真を一堂に展示しているところで、廃校となった学校が風景に溶け込んだ建物となって週末とあってかたくさんの方々がお訪れておりました

建物に入って、「エッ??これは写真なの?」と思わず叫んでしまいそうです。大きく引き伸ばされて飾られているのは写真ですが、日本画に見えたり、油絵に見えたり、版画の何枚目かの一枚に見えたり・・・そしてよくよく見ると細密画風だったり・・・機械であるカメラが捉えたに違いない風景ですが、何かしら見えない手がそこに筆を刷いたように不思議な空気がいたるところに広がっておりました。
これが写真家の力と、美瑛がもつ風景の力なのでしょうか?
家に帰って、テレホンカードの使い残りとか集めている団体があるので、引き出しを整理しておりましたら、Photo:前田真三のカードが出てきました。

裏をみるとAIR DO の搭乗券01年のものでした。真っ赤なポピーの花でしょうか、多分捨てるに惜しくてとっておいたのかも知れません。でも、今回の「前田真三との出会い」がインプットされていなければ、気がつかないものでした。