うれしい策略(?)


「美味しいコーヒーを見つけたので・・・プレゼント」と友人から誘いの電話があって、札幌駅前にある北海道銀行ギャラリーで待ち合せしました。
少し早く着いたhahaten。水彩の葉書絵展をつらつらと眺めていたら、あら、知った名前が!夫の篆刻仲間のご主人が出品しておられました。その方は身近にある花や果物を描き、もう一方は俳句を添えて太めの線を生かした風景画を、もう一方は線を意識させない色を置いていくような風景画、三者三様の作品展でした。

写真を撮らせてもらったのですが、家に帰ってみると撮影者のhahatenが反射して写っていて何ともお知らせできないのが残念です。

この絵は、凪いだ内海に泊る船の影も動かないほどに、本当に静かな海が描かれていました。葉書の大きさですからとても小さいのですが、この凪の海がとても大〜きく感じられました。

茶店に入って珈琲を飲みながら、ポイッと出されたのがこのスケッチブック。エッ?
「身の回りに長いものがいっぱいあるからこれに書くといいよ」 エッ?
「私はいつもバッグに入れて持っているの」と、何やらいろいろな種類の筆ペンらしきものを取り出しました。絵具も出てきました。エッ?
「ほら、これとこれとこれ!買ってきて描きなさい」
スケッチ旅行にグループで出かけたり、水彩画をライフワークにしている彼女は、しばらくぶりに会ったhahatenに絵を描かせたいらしい・・・と気づきました。
ペンの持ち方、出来るだけ先の方を長く、を伝授してくれました。右手小指がまだあまり自由にならないhahaten、「ちょうどよかったじゃない?」と二人で大笑いしました。
以前に会った時、「あなたの水彩画の年賀状、大切にしているよ」と言ったのを覚えていてくれたのでしょうか?
最近hahatenのすぐ近くでも水彩画を描いている方がいるので、基本も何もないですが絵心(あるのか?)を刺激されておりました。
そんなことで、帰りにはセントラル大丸で、ご指定の各種ペンを買い込んできました。道具が揃って、何か事を成したような気分になるhahaten、道具だね〜え、と感心していないでちょこちょこ描きなさいよ、と友人の声が聞こえてきそうです。