非日常 その2  タバコひとつで

今日はほんわかと陽射しが温かい一日でした。このままのお天気で今週末まで続いてくれると、お茶席も秋の名残の花々で落ち着いた雰囲気になるのでは?と淡い期待を抱いています。風が強かったり、霙が降ったり、雪が降ったりしたら、折角の心積もりもオジャンになってしまいます。空頼み、神頼みです。
先日、お茶席が開かれる新琴似の文化展の打ち合わせがありました。
初日は議員さんとか来賓の方を招いてお茶席でセレモニーがあるのですが、私たちが担当なので、「来賓の方に席についていただく時は、莨盆をおいてある席が一番の上席ですのでそのようにご案内ください」とお願いしましたら、「最近はどこも禁煙になっているから莨盆など不要じゃないか」とご意見がありました。ウーン・・・確かにそうですね。実際使われることはないのですが、形として残っているんです。非日常の演出ですね。
キセルと刻みタバコを用意する一式もありますが、火入れもあって小さな炭に火を起こしてあります。でも火が見えなくても熱いですから火傷のおそれもあるし、一般の方がいらっしゃるお茶席では使えませんね。このたびは巻きタバコにマッチという一式を用意します。
でも肝心のタバコ。hahatenは買ったことがないというのがはっきりしました。まあ経験者の夫の助け舟で買ってきてもらいましたが・・・タバコひとつで疲れています。
このお茶碗は数年前南米ボリビアとペルーをバックパックツアーしたとき、ペルーの日本人経営のお店で見つけた抹茶茶碗です。今回のお茶席では手持ちのお茶碗を持ち寄ってということなのでこの茶碗を持って行こうと考えています。後ろに半分見えているのは、栃木県の益子焼。民芸の浜田庄司氏に見出された絵付師皆川マスさんの娘さんのヒロさんの絵付けによるお茶碗です。日光、益子と回ったときに買いました。チャンスがあって旅行した時はできるだけその地の焼き物を見たいと思っています。
今は持っていくお茶碗をテーブルの上に載せて置いて、ときどき抹茶をいただいています。イメージトレーニングです。