久し振りの書籍購入

この映画情報から、水上勉著「土を喰らう日々」を買いました。hahatenの場合、視覚障がい者対象の図書館があり、音声データで提供される図書を利用しているのですが、今回幸い映画の元となるこの図書が提供されていましたので、聴き始めました。

この本は、著者が少年時代に寺の修行僧として預けられた禅寺の精進料理を作り続けた経験が基になっています。それは自然の恵みやそこに暮らす人々の慣習を受け入れながらの食生活で、一年が構成されています。

冬は、畑に土をかぶせておいた野菜や室に取り込んだ野菜を食し、春は山菜の季節となる。そして初夏には梅干しを作る。つまり旬のものを食しながら一年が巡っていくということです。

そのような内容に感動しながらも、読み上げる言葉だけでは理解できない言葉が多く、特に仏教やお寺に関わる用語などですが、これは実物を買わなきゃと思った次第。でも、拡大鏡で読むのもなかなか大変なことで、聴くのも読むのもいつ果てるか先が見えない毎日です。読めない本を買ってもしょうがないか・・・の感じです。

さて今週土曜日には映画上映があるので、楽しみに行って参ります。本当は上映前に読み終えて(聴き終えて)しまう目論見だったのですよ。