感性レベルアップ?の日

今日はグルメの達人さんのお誘いで札幌大丸デパートで開催されている中村征夫写真展へ。何かしら文化づいていますね。
水中写真中村征夫さんは奥尻島の大地震のとき現地にいて、たしかまさに九死に一生を得た方だったと思います。
1993年、夜10時過ぎ、征夫さんは奥尻島のある民宿で地震に会いました。民宿のおばあさんが逃げろと叫ぶ中、彼は部屋においてあるカメラを取りに戻ろうとしたところ、だめだ!すぐ逃げろの激しい言葉に押され高台に必死でよじ登り背中で押し寄せる波の音を聞いた、体験の持ち主と記憶しています。
なぜかもっと親近感を持つのは彼が1945年生まれの征夫という名前の持ち主だからかも知れません。ここで明かせばhahatenは名前に征の字をつけています。なぜか時代の共有感を感じるんですよねぇ。
太平洋戦争も敗色濃くなった頃に生まれた人たちになぜか「征」の字をつけた子供が多いように思います。今はもう齢を重ねましたが・・・
写真展の写真は海の中という普通の人間の眼ではとうてい追い得ぬところでの輝かしい生の営みに満ち満ちたものでした。
是非ご覧あれ、とお勧めします。
会場には当のご本人がいらっしゃって、ビックリ、少しにこやかに微笑んでいました。
圧倒される海の青さに望郷の念にひたり幸せな時間でした。
でもその後の時間、hahatenの都合で美味しいランチを逃がしたのとても残念。