再び韓国公演へ 総勢75人

韓国における「日韓併合100年」を記念する行事に「悪魔の飽食合唱団」が招かれました。
今年は「韓国併合」100年という大きな節目の年。先日、8月14日にNHKで「日韓のこれからを考える」という韓国と日本の若い人たちを中心とした一般参加者と、有識者たちの討論番組がありました。その中で、日本の韓国併合は当時の植民地支配に関する一般的な流れでであったという発言に対し、映画監督の崔洋一さんが、たとえそのイデオロギーが当時の考え方を支配していたとしても、日韓併合を肯定する人に歴史を語る資格はない、と強い口調で発言されたのがとても印象的でした。
その通りだ!と思いましたが、歴史認識は一様ではない、誤っていたら正せばよい、語る資格を取り上げてはならない、と何かしら無難なまとめをした方がその後に発言していましたが、日本人同士の討論ならそれもありかもしれないけれど、韓国の方々との討論の場でこのまとめはないんじゃないか?と思いました。
私も小さかった頃、地域の朝鮮の方に対してとても差別的な考えを持っていましたし、それより古く、関東大震災のとき、暴動を起こすという流言で多くの朝鮮の方々が命を奪われましたが、これは日頃から一段と低く見る差別意識を育てられていた何者でもないと思うからです。
悪魔の飽食組曲」は731部隊の残虐な行為をとりあげ、「贖罪と鎮魂、そして希望へ」を歌うのですが、これは日本帝国主義のもとで行われた「韓国併合100年」に遡る歴史的な流れ?土壌?を秘めた組曲であったということに思い至りました。
昨年韓国公演があって、ノグンリ平和賞をいただいて、でもなぜ併合100年の行事で招かれたのか、理解できないものがありましたが、崔監督の激しい言葉を聞いて、「100年」遡る気持ちで舞台に立たせてもらおうと納得しました。
25日に札幌を発ち、27日公演、28日ノグンリ記念公園、そして29日帰ってまいります。
組曲悪魔の飽食」公演はいつも歴史が変わる、を実感させてもらっています。いつも共にありたいと思いながら・・・・・