風の奏者 宗次郎さん演奏会


陶製の笛オカリナの第一人者。群馬県館林市出身。1975年、生まれて初めて聴くオカリナの音色、響きに魅せられる。この年から、自分の目指す音を求めて本格的にオカリナ作りを始める。1985年までの10年間に制作した数は1万個を越えている。その中から選りすぐった10数個のオカリナを使用している。」オカリナ演奏に取り組んでいるhahatenに宗次郎さんの演奏会チケットが舞い込んできました。こんなラッキーな事って夢みたい、あるんですね。
素晴らしい演奏でした!すべて、オカリナの個性を引き出すために作られた、宗次郎さんの創作曲でした。
焼き物であるオカリナは、焼きあがってみなければ結果が分からない、計算し尽くしても窯を開けてみなければわからない。一万個を焼いて10個だったというのは理解できます。が、ひたすら焼き続けたその執念ともいうべきオカリナという楽器の音色を追求した宗次郎さんという人を理解することはとても困難です。
でもその果てしない努力があったればこそ、私たちは皆、オカリナ=宗次郎さんの音色、自然の風の流れの音色を堪能できることに感謝したいと思います。(と、言ってしまえば簡単ですが、それでは言い尽くせない雄大とも言うべき心、意志を感じます)
オカリナを練習していながら宗次郎さんに思いを重ねていなかったことを強く反省しながら、この日の演奏曲をあげてみます。
黄河、月の下で、大地に生きる、安堵の風景、凪、風が谷間を下りてくる、感謝のうた、無垢、屋久島、悲しい水、水の妖精、あゆみ、まほろば、至福の海、夢街道、天空のオリオン、夢、などなど・・・
24年前、宗次郎さんの演奏を聴いて、オカリナの世界に入ったhahatenのオカリナの先生、今回宗次郎さんの演奏を聴いてなるほど!と思いました。抑揚を持った吹き方がとても似ているんです。「あなたたちはプップカプーと吹くのね」と笑われますが、そのことが良くわかりました。hahatenもチャレンジしてみようと思いますが、叶うかどうか・・・