銀座 空也もなか


昨日は寒く、今日は雨模様の一日で、今年の夏はもう行ってしまったのだろうか?と気が抜けてしまいました。とにかくこの夏は湿気が多くベタベタ感を拭えないお天気続きでしたから、居間やキッチンの床にワックスがけができないまま8月も末を迎えようとしています。
そんなhahatenのところに「最中はお好きですか?」と差し入れがありました。最中は大好きなお菓子のひとつです。小ぶりな最中なのでススッとお腹に納まってしまいそうで、慌てて写真撮影をいたしました。

縦書きを横にしても読めそうですね。最中一筋にとても古い歴史を持つお店で、予約をしてOKを得てからでないとなかなか手に入らないという高名なお菓子屋さんです。漱石を初め、林芙美子舟橋聖一など多くの文豪に愛された最中だそうです。
写真の菓子箱の掛け紙は、明治大正の書家、永井素岳筆によるもので、「阿ま美調進所 くうや」。書の文字に時代を感じますね。
最中は、皮がすぐパラパラと壊れるような繊細なものではなく、中のつぶ餡も質実剛健の風で、甘味もほどほどで、予約をして駆けつけるという最中好きがいることが頷けます。
東京へ?出かける予定もないhahaten、美味な最中に出会えたことに感謝。