お茶の日

柳 緑にして 花は紅なり
社中のお茶友さんとのお茶会の日でした。
今日は正座はできないだろうな・・・と思っていましたが、やはり左膝が曲がってくれません。歩くには問題ないのですが。
椅子にしてもらってお茶を頂いてきました。
お話をしていると、「変形性膝関節症」という方が二人もおられました。筋肉をつけるのが一番と言われたがなかなかできるものではない。とにかく正座が一番悪い、座る時も痛いが立ち上がる時も痛いし、す〜っと立てない・・・似たようなものだと思いながら、でも不思議ですね、同じ仲間がいると思うと少し気が楽になりました。ひとりはプールに通っています。
さて、今日の掛け軸は 柳緑花紅。北宋の大詩人、蘇東坡は「柳緑花紅真面目(しんめんもく)」柳も花も、自然の摂理に従って春が来るたびに葉を茂らせ、花は咲く。それが自然そのものの姿であり悟りの境地である、と述べています。
春になると種々花が咲き揃い、青葉も若々しい色合いで次第に濃くなっていきますが、それが自然の摂理ということに思い至ることが大切なんですね。紆余曲折が日々あるにせよ、自然のサイクルの中で自分もまた生きることができるという喜びを感じ取るということでしょうか?
これまでは、お茶の先生のお茶室でこの時期定番の掛け軸でしたが、hahatenは季節感だけの味わいで済ませていました。禅語というのは読み解くだけで深い味わいになりますが、なかなか身につきませんね。
花は、信楽の花入れに、紅のタイツリソウ、キバナノホウチャクソウニリンソウ でした。いずれもお茶友さんのお庭の花です。