秋色静中生

鉢植えの朝顔は下の葉が色づいてきました
涼しいを通り越して少し肌寒い一日。やっぱり秋は巡って来るの感です。
今日は近くのお茶友さんのお宅にお邪魔して、お茶をご馳走になってまいりました。
暑気の中お茶心も忘れていた身にとって、2か月振りのお茶はしみじみと沁みとおる美味しさでした。
ひとりだけの客でもいつも炭を熾こして迎えてくださるので、ありがたいことです。
掛物は、秋色静中生(しゅうしょく せいちゅうに しょうず)でしょうか?萩の絵が添えられていました。夏から秋へ移り行く季節を感じる、そんな心の余裕が大事ですね。
花は、桂籠花入に白の木槿、矢筈すすきが清楚に生けられていました。桂籠花入れは、桂川で鮎を釣る漁師の腰にぶらさがっていた魚籠を利休が所有し、愛する籠花入となった、とあります。
薄茶のお茶碗は、この夏小樽でガラス工芸の体験で作ってきたという、底に緑を配したものでした。hahatenもガラス体験をしてきましたが、そこではお茶碗はなく、料金をたずねたら、1000円ほどの差がありました。やっぱりね。hahatenの小鉢とは段違いでしたよ。
色々とお道具の話をしながら、ついつい長居をしてしまいました・・・
夜遅く外に出てみたら、折鶴ランの小さな鉢のあたりで、ボソ・ボソと虫の声がしていました。夏もいよいよ終盤ですね。