サンクトペテルブルグの印象(1)


ホテルはネヴァ河のほとりにあり、遅い夕食のあと、22時半の空です。例によって信号のない通りですが、横断歩道の印があり、車の切れ具合を見て走ります。もちろん人が通るのを確認すると、スピードを落とします。
ネヴァ河は、交易や軍事上の要所として跳ね橋が作られていますが、エルミタージュ美術館もこの川沿いにあります。

ここは一切のまがい物はなく、すべて本物。全面装飾が施されていないところはまったくありません。これらの富と財を一極に集中した「帝政ロシア」時代を想像することもできませんよ。ただただ見学コースの流れにまかせて歩くのみです。
革命後は「レニングラード」と称されました。ネヴァ河がそそぐフィンランド湾にあった軍艦に大砲射撃の音で革命の火ぶたが切られたそうです。その軍艦も再生されて係留されていました

見学者は多かったですよ。社会主義体制が否定されたロシアでなお、このようなものが残されているのですね。こういうところが見学コースになっているのも「悪魔」ツアーの妙味です。