悪魔の飽食長崎公演から


9月29日、24th悪魔の飽食全国縦断長崎公演が開催され、1700人の聴衆と、339人の合唱団が、不戦・平和への願いを一つにしたことが、「悪魔の飽食」全国連絡会議ニュースに紹介されていました。
その中で、森村誠一さんと池辺晋一郎さんの対談も収録されており、読み進んでいくうちに、ハタッと胸を突かれる言葉がありました。
森村誠一さんが、憲法について語っていました。少し長いですが、ニュースを読まれない方もいらっしゃるので、書き写してみます。
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今、改憲派護憲派真っ二つに分かれていますけど、難しい法理論を考えることはないと思います。要するにこの憲法が出来たのはなぜか?つまり長崎・広島はじめ先の大戦で300万人もの犠牲者が生まれたから、この憲法が生まれたのであって、憲法がもし改定された場合、長崎の犠牲は無意味になってしまいます。  私たちはなぜ長崎に来たのか、なぜ広島に行ったのか、つまり長崎・広島の犠牲を無意味にしたくないからです。たくさんの犠牲者の死を無意味にしたくないから「悪魔の飽食」が生まれ、音楽化され、そして今日に至っています。どちらが正しいかわからなくなった場合は、長崎を思い出し、広島を思い出し、そして「悪魔の飽食」を思い出せばよい・・・・

今日は12月8日、1941年日米開戦の日。その轍を再度踏みたいか踏みたくないか単純に考えればいいことなんですね。
標題のもう一枚の写真。旭川圏の音楽家達が震災支援として取り組んだ「石巻市にピアノを」の音楽会が11月30日に3回目を公演し、ピアノを無事贈ることができたそうです。素晴らしい活動ですね。