「まるでサザエさんみたい」

日曜日は、格式ある茶道の相伝にお相伴して、帰りのこと。友人の車に便乗して、途中で降りるときのこと。後部座席の右側に座っていたhahatenは、右側のドアから降りることに。後続車がいないのを確かめて、ヨッコラショとお着物姿で降りましたよ。そして左手でドアを閉めたら、鈍い音がしましたので、あれ?と思ったら袂がドアに挟まっているではありませんか。ドアを開けようとした途端車が発進してしまいました。hahatenも引っ張られて5〜6歩走ったでしょうか。途端にベリベリっと音を立てて袖の縫い目が切れるのがわかりました。
と同時ぐらいに異変に気が付いて車が止まった時には、コートの袖がドアにぶら下がっていましたよ。
hahatenの左手を見ると、着物の袖はちゃんと残っています。何と運の良いこと、と思ったら急に可笑しくなって笑いが止まらなくなってしまいました。
運転の友人はとても恐縮していましたが、本当に一瞬のできごとで、なにか考える余裕もないほどに可笑しく、大笑いをしていました。
実はこのときは、我が家の近くに住んでいる友人の車に乗り換えるときだったので、本当にラッキーでした。もし、地下鉄に乗ろうとして車を降りたときだったら、片袖ないまま地下鉄に乗るしかなかったのですから、これを想像したら、これも大笑いのタネでしたね。次いでhahatenを乗せてくれる友人は道路の向こうに立っていて言いましたよ。「まるでサザエさんを見ているようだった!」「・・・・・・」
このコートはウン十年はたっていて、縫い糸も劣化して、いとも簡単に剥がれ落ちた!というわけですが、大きな事故になりかねないことなので、気をつけましょうね。