夏模様のお茶

まだまだ夏の
彩りが続いています
小さな庭ですが、春からずーっと何かしらの花が咲いている我が家の庭に励まされて、お茶友さまをお招きしました。
本当は、夏、夏、と思いながらなかなか果たせなったのですが、涼しくなりましたが思い切って夏仕様で準備してみました。。芽の出ないプランターに飛んできて根付いた雑草のメヒシバ。根が一本だけだと楚々とした感じがお茶席に似合いそうでした。
葦で作られた高さ4尺ぐらいの4連の屏風。桟にはチドリ模様がくりぬかれています。札幌駅から大通り公園に至る地下歩行空間で店開きしていた古道具屋さんで見つけました。持ち主はお茶の先生とか・・・大事に使っていたようで、とてもきれいな古色になっていました。普段のhahatenなら、しばし考え、迷い、家に帰って考え、また出直すかどうか?・・・なんですが、この時ばかりは即断即決。今回茶室で使ってみて、迷って失わなくてよかった、と本当に思いました。
夏のお茶席では、割蓋の水指を使うことがあります。蓋は蝶番でつなげ、二つ折りにして使います。この割蓋は、お茶のおしまいに柄杓と蓋置を飾ることもできるんですよ。水指は、こぶし窯三秋さんの辰砂の大鉢ですが、水指に見立てて割蓋を夫に作ってもらいました。hahatenの誕生日を過ぎて出来上がりましたが、誕生日祝いと受け取って感謝しています。良き道具が揃いました。
久しぶりにお客様を迎える亭主となりましたが、お茶の頭がなかなか働かず、涼しく風が通り抜ける日であったのに、冷や汗、油汗いっぱいで、一に稽古、二に稽古と言われる所以が身にしみました。